ブロックチェーン推進協会(BCCC)
セミナーレポート
「FATF報告書を受けて金融機関、暗号資産交換業者、その他Fintech事業者に求められる継続的顧客管理の効果的、効率的な対応について」
弊社代表の山崎が2021年12月8日にブロックチェーン推進協会(以下BCCC)主催のオンラインセミナーに登壇し、コンプライアンス管理の全体トレンドやFATF第4次対日審査結果の解説、FATF、金融庁が求める継続的顧客管理について具体的にお話しました。
セミナー内容の一部をスライドショーでご紹介します。
コンプライアンス・データラボ(CDL)のミッションとビジョンのご紹介
ミッション=CDLが追求する社会への使命
高度なコンプライアンス管理を身近なものに。そして、安心・安全・持続可能な社会へ。
ビジョン=CDLが追求する社会へのミッション達成のため目指す方向
データを使ったコンプライアンス管理のNo.1ソリューションベンダーになる
コンプライアンス管理全体トレンド-領域の広がり
企業にとって、遵守すべきコンプライアンスの領域は年々広がっていき、自社がコンプライアンス違反に関与しないために取引先のデューデリジェンスの重要性が高まっています。
FATF、金融庁が求める「継続的顧客管理」とは - FATF第4次対日審査結果概要
第4次FATF相互審査の結果、日本は重点フォローアップ国となり、今後5年間で3回程度FATFへの改善報告が必要となりました。
FATF対日審査報告書:今回セミナーで取り上げる3つの論点
- 金融庁AML/CFTガイドライン
- 継続的顧客管理(実質的支配者の確認含む)
- テロ資金供与・拡散金融
それぞれの論点について、FATF報告書より10項目のポイントを取り上げ、解説していきます。
効果的、効率的な継続的顧客管理を実現するために対応すべき課題
・継続的な顧客管理措置の実施
・自社の個別具体的な特性を踏まえ、リスクを包括的・具体的に特定・評価
・取引モリタニングの高度化
・疑わしい取引の届出態勢の高度化
効果的、効率的な継続的顧客管理を実現するためのリスクベース・アプローチの強化
コンプライアンス・データラボでは「リスクベース・アプローチ」の考え方をベースとして、日本企業が現在抱えているコンプライアンス管理の課題をデータで解決するソリューションを提供しています。
効果的かつ効率的な「継続的顧客管理」を実現するためにはリスクベース・アプローチの強化が必要です。その実践のためには「顧客マスタデータ整備」から始めることが重要です。コンプライアンス・データラボではリスクベース・アプローチを3つのステップで実現します。
ステップ1:既存顧客データの統合と実質的支配者等の属性情報の付与などを行う「顧客マスタデータ整備」
ステップ2:顧客・取引分析、リスク格付モデル策定などを行う「リスクの特定・評価」
ステップ3:実質的支配者等の必要データの確認・検証、スクリーニング、リスク格付などを行う「リスクの低減(顧客管理)」
スライドショーでご紹介したように、FATF報告書についての3つの論点、1)金融庁AML /CFTガイドライン、2)継続的顧客管理(実質的支配者の確認を含む)、3)テロ資金供与・拡散金融、を踏まえた解説、コンプライアンス・データラボが提供するコンプライアンス管理の解決策について、36ページのスライドを使い、約1時間(質疑応答含む)にわたってご説明しました。
本セミナーは、参加者の86%から大変良い、または良いという感想をいただき、好評のうちに終了しました。
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