継続的な顧客管理を実現する
UBO(実質的支配者)情報を含む信頼性の高い企業情報を提供
私たちは、実質的支配者を含む顧客・取引先データ
の取得・整備からリスク評価まで表に出てこないリス
クを明らかにし、高度なコンプライアンス管理の実現
をお手伝いします。
Making Compliance Closer
金融機関が抱えている継続的顧客管理における課題
1. データ収集の効率性と有効性の低さ
多くの金融機関は、継続的な顧客管理を行う際にダイレクトメール(DM)などの従来型の手法に依存しています。しかし、これらの手法によるデータ収集率はわずか20〜30%にとどまることが多く、集まる情報が限られています。その結果、データの欠落や不正確な情報が発生し、顧客対応やサービス提供の質に影響を及ぼしています。
さらに、これらの従来型手法では、リアルタイムの情報収集が困難であり、顧客の状況変化やリスクの早期発見が遅れることがあります。これにより、潜在的な問題を事前に察知することが難しくなり、企業のリスク管理や顧客満足度に悪影響を及ぼす可能性があります。データの正確性とタイムリーな収集が求められる現代において、従来の手法の限界が明らかになっています。
2. 金融犯罪対策におけるリソース不足
多くの企業が金融犯罪対策においてリソース不足に直面しています。特に、金融機関や大規模な組織では、複雑な規制に対応するために必要なデータ収集、分析、監視のプロセスが非常に重要です。しかし、限られた金銭的リソースや人的リソースに依存しているため、これらのプロセスが適切に実施されないリスクが高まっています。
このリソース不足により、データの精度や網羅性が欠如し、結果としてコンプライアンス違反のリスクが増大する可能性があります。さらに、効率的なデータ収集手段がない場合、従来の手法(例: ダイレクトメールや手動のデータ入力)に頼らざるを得ず、それが非効率でコストがかかるだけでなく、顧客対応の質の低下や法的リスクの増大につながります。
こうした状況に対処するためには、より効果的で効率的なデータ管理手法の導入と、十分なリソースの割り当てが不可欠です。企業は、コンプライアンスの重要性を理解し、リソースの過小を解消するための具体的な対策を講じる必要があります。
3. 自社データの重複管理の煩雑さとその解決策
多くの企業は、自社データの管理において重複や不一致といった問題に直面しています。複数のデータソースやシステムから収集された情報が一貫性を欠き、同一法人や支社が異なる形で記録されることがあります。このようなデータの不整合は、ビジネスプロセスの効率を低下させるだけでなく、意思決定におけるリスクを増大させる要因にもなります。
具体的にはマネーロンダリングの手法の一つであるストラクチャリングは、取引を小分けにして目立たないようにするため、名寄せができていないと、その手口を見抜くことが難しいです。
また、データの中には既に廃業した企業や、更新されていない古い情報が含まれていることが多く、これらが混在することでデータの信頼性がさらに低下します。このような状況は、マーケティング活動や顧客管理、ビジネス戦略の立案において、非効率や誤判断を引き起こす可能性があります。
データ管理にかかる時間や労力が増加し、正確で一貫したデータを維持するためのコストが企業にとって大きな負担となっています。結果として、ビジネスの成長を阻害する要因となり、競争力を低下させるリスクがあります。
CDLが提供するソリューションの導入効果
NEWS
2024年6月4日【プレスリリース】
東京都 第七期 「NEXs Tokyo 連携事業創出プログラム」のJUMP(東京発スタートアップによる全国各地域への事業展開」の受講企業に選出されました。
2024年5月10日【記事掲載のお知らせ】
「千代田CULTURE×TECH ビジネスコンテスト2024」の受賞者インタビュー記事が掲載されました。
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